【4年算数】「垂直と平行」の導入は「あるなしクイズ」!子どもがきまりを見つける授業デザイン

授業実践
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4年生算数「垂直と平行」の授業デザインです。

この単元では、「垂直」や「平行」の意味を理解するだけでなく、この後に学習する「いろいろな四角形」につながるように、直線の関係に目を向けさせながら授業を進めていきたいと考えています。

そこで、1時間目は「あるなしクイズ」からスタートしました!

1時間目 「あるなしクイズ」で垂直を見つける

ロイロノートを使って、2枚ずつカードを提示します。

「これは『ある』。これは『ない』。」

子どもたちには、カードを見ながら分類してもらいました。

初めはみんな、

「???」

という様子。

ところが、3ペア(6枚)ほど提示すると、

「わかってきたかも?」

「いや、ちがうか……」

など、少しずつつぶやきが聞こえてきました。

5ペア(10枚)を提示したところで、いったんストップ。

右が「ある」 左は「ない」

ここで、

「『ある』の方には、何が『ある』のかな?」

と問いかけ、ノートに自分の考えを書いてもらいました。

こちらは子どもたちのノートを見て回り、きまりに気付いている子には声をかけて、ノートを閉じるように伝えました。

半分くらいの子が、

「直角がある」

と書いていました。

中には、直角に気付いていながら、

「でも、最後のカード(2本の直線が離れているもの)だけは『ない』んだよね……」

と、さらに考えている子もいました。

いいところに気付いています。

「直角があればいい」だけではない?

ここで、さらに新しいカードを3枚提示しました。

「この3枚は、どっちに入る?」

友達との相談もOKにしました。

そして、

「実は、この中で1枚だけは『ある』のチームなんだよね。」

と伝えます。

すると、友達と相談する中で、

「ここ、直角じゃない?」

「直線を伸ばしたら直角になるよ!」

と、直角や「直線を伸ばして考えること」に気付く子が増えていきました。

全体で確認します。

ロイロノート上で、子どもたち自身もカードに書き込みながら考えを整理していきます。

最後に、

「この直角の交わりが『ある』チームの、2本の直線の関係を『垂直』というよ。」

と確認しました。

そして、ノートに「垂直」の意味をまとめて、1時間目は終了です。


2時間目 「あるなしクイズ」で平行を見つける

2時間目は、前日のカードを見ながら「垂直」について振り返るところからスタートしました。

そして、

「今日もあるなしクイズやるよ〜!」

と伝えると、

「やったー!」

と、子どもたちものりのりです。

そこで提示したのが、こちら。

昨日の『ない』のカード

なんと、昨日の「ない」のカードです。

「いやいや、先生!これは『ない』んだって!」

と、さっそくつっこみが入ります。

でも、今日はそのカードを使って、淡々と分類していきます。

すると、すぐに分類が終わりました。

「うーん……」

と考えていたある子が、

「昨日の『ある』のカードも入れてほしい。」

と言いました。

そこで、

「じゃあ、垂直のカードね。」

と言いながら、昨日の「ある」(垂直)カードを全て右側に追加しました。

すると……

「えー!!全部そっち!!」

「あー、なるほどね。」

という声が。

昨日と同じように、

「『ある』グループには、何が『ある』の?」

と問いかけ、ノートに考えを書かせます。

すると、多くの子のノートに、

「×がある」

と書かれていました。

ここで、昨日の学習が生きています。

昨日、「直線は伸ばして考えていい」ということを理解したので、2本の直線を伸ばして交わるかどうかを考えているのです。

「この2本は、どれだけ伸ばしても交わらないね。」

「ずっと同じ間があいている!」

そんなことに気付いていきます。

最後に、

「実は今日は、『ない』のチームにも名前があるんだよ。」

と伝えました。

「どれだけ伸ばしても交わらない2本の直線の関係を『平行』というよ。」

「垂直」と同じように、板書をしてノートにまとめました。

少し時間が余ったので、最後は教科書の演習問題に取り組んで授業を終えました。


「あるなしクイズ」で、子ども自身がきまりを見つける

今回の授業で大切にしたかったのは、最初から、

「直角に交わる2本の直線を垂直といいます。」

「交わらない2本の直線を平行といいます。」

と教えてしまわないことです。

「ある」「ない」に分類する中で、

「何があるんだろう?」

「どうしてこれは『ある』なんだろう?」

と考えることで、子どもたち自身が直線の関係に目を向けられるようにしました。

特に、2時間目に「昨日の垂直のカードも入れて」と子どもから出てきたのが、おもしろいところでした。

「垂直」と「平行」を別々に覚えるのではなく、2本の直線の関係を見ながら分類することで、この後の「いろいろな四角形」の学習にもつなげていきたいと思っています。

「これはある?ない?」

というシンプルな問いですが、子どもたちは、

「どうして?」

「ここを伸ばしたらどうなる?」

と、直線そのものに目を向けながら考えていました。

この後の「いろいろな四角形」の学習でも、「垂直」「平行」の見方を生かして、四角形の仲間分けにつなげていきたいと思います。

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