「ごんぎつね」の授業を始めた。
言わずと知れた、教科書の名作。
4年生にとっては、これまでに読んできた物語の中でも、かなり長い文学作品になる。
さて、どんなふうに読んでいこうかな。
まずは、題名読みから。
「ごんぎつね」という題名から、子どもたちが想像したことを出してもらう。
「かわいいきつねが出てきそう。」
「きつねだから、化けるんじゃない?」
「ごんというきつねが冒険する話かな。」
などなど。
まだ本文を読んでいないからこそ出てくる、自由なイメージが面白い。
そして、いよいよ範読。
……と、その前に。
あらかじめ、「ごん」というきつねと、「兵十」という人物が出てくることを伝えた。
「兵十」という名前は、子どもたちにとってはあまり聞き馴染みがない。
これを「人の名前」として捉えられないまま読み始めると、物語に入り込みにくいかなと思ったからだ。
15分ほどかけて、私が読む。
いつも以上に教室がしーんとしていた。
そして、最後の場面。
読み終わった瞬間に、
「……はっ」
と、息を呑むような声が聞こえた。
その反応が、とても印象に残った。
やっぱり「ごんぎつね」はすごい。
読み終わった後、子どもたちから
・これから授業で考えたいこと、なぞ、疑問
・感想
をGoogleフォームで集めた。
これまでは国語のノートに書いてもらっていたのだけれど、今回は長編。
子どもたちの意見も、いつも以上にさまざまな方向に広がるだろうと思ったので、あとから整理しやすいようにGoogleフォームを使ってみた。
4年生も後半になると、文字入力の操作にもだいぶ慣れてきた。
入力も速くなっていて、安心してデジタルで作業を任せられるようになってきたなあと感じる。
本時はここまで。
……そして、ここからは放課後。
子どもたちから集まったGoogleフォームの回答を、スプレッドシートにまとめてPDF化。

そのPDFをNotebookLMにソースとして読み込ませ、子どもたちの意見を、
・ごんについて
・情景描写
・つぐないについて
・最後の場面について
・その他
の5つに分類してもらった。
さらに、その分類をもとにスライドまで作成。
ありがとう、NotebookLM!!!

これまでなら、子どもたちの意見を一つ一つ読みながら、教師が分類して、板書や資料にまとめて……と、かなり時間がかかっていたところ。
今回は、子どもたちの意見を大切にしながら、その整理の部分をAIに手伝ってもらった。
もちろん、分類された内容は私自身でも確認。
そのうえで、次時の授業で子どもたちに提示する予定。
子どもたちから出てきた「なぞ」や「考えたいこと」を出発点にして、ここから「ごんぎつね」をじっくり読んでいきます。
さて、どんな授業になっていくかな。
