はじめに
3年算数「三角形と角」の単元では、
三角形の分類や作図を通して、図形の見方・考え方を深めていきます。
本記事では、実際に行った授業実践をもとに、
単元の流れと各時間のポイントをまとめました。
「どの順番で指導するとよいか」
「子どもがどこでつまずくのか」
を確認したいときに、参考にしていただければ嬉しいです。
単元のねらい
三角形の辺の長さや角に着目しながら、
図形の性質を理解し、作図できるようにすることをねらいとしました。
単元の流れ(全体像)
本単元は、次のような流れで進めました。
・三角形の分類(操作活動)
・正三角形の作図
・二等辺三角形の作図
・三角形がかける条件への気付き
・円を使った作図
操作活動からスタートし、
徐々に抽象的な理解へとつなげていく構成にしています。
各時間の授業実践
第1時:三角形の分類(導入)
▶︎3年算数「三角形と角」①操作活動で理解する正三角形・二等辺三角形の導入
棒を使った操作活動を通して、三角形の分類を行いました。
正三角形・二等辺三角形の考え方を、体験的に導入しています。
第2時:正三角形の作図
▶︎3年算数「三角形と角」②正三角形のかき方を比べる!定規とコンパスを使った作図
定規だけでかく方法と、コンパスを使う方法を比較しながら、
作図の効率や正確さについて考えました。
第3時:二等辺三角形の作図①
▶︎3年算数「三角形と角」③不等辺三角形→二等辺三角形へつなぐ授業実践
不等辺三角形の作図からスタートし、
二等辺三角形も同じ考え方でかけることを確認しました。
第4時:二等辺三角形の作図②
▶︎3年算数「三角形と角」④二等辺三角形の作図|2つかける?かけない?で考える授業実践
「2通りかける場合」と「かけない場合」を扱い、
三角形が成立する条件に目を向けるきっかけをつくりました。
第5時:円を使った作図
▶︎3年算数「三角形と角」⑤円を使った三角形のかき方「半径でできる!」
円の半径に着目し、
辺の長さと図形の関係を新しい視点から捉えました。
単元を通して大切にしたこと
本単元では、次の3点を大切にしました。
・操作活動を大切にすること
・子どもの気付きを引き出すこと
・作図を「作業」にしないこと
特に、数値の設定を工夫することで、
「2つかける」「かけない」といった違いが自然に生まれるようにしました。
その結果、子どもたちが自分の考えをもとに話し合う場面が増え、
図形の性質への理解が深まっていきました。
まとめ
三角形の学習は、作図の手順を覚えるだけでなく、
図形の性質に目を向けることが大切です。
操作活動や課題設定を工夫することで、
子どもたちが主体的に考える授業につながると感じました。
授業づくりの参考になれば幸いです。

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