前時のふり返りと本時のねらい
前時では、不等辺三角形の作図を通して、
二等辺三角形もかくことができることを確かめました。
子どもたちは、
「どの辺を底辺にするとかきやすいか」
「同じ長さの辺が2本あると、二等辺三角形になる」
といったことに、活動の中で気付き始めています。
本時では、さらに三角形の作図についての理解を深めていきます。
① 4cm・9cm・9cmの二等辺三角形
ノートを開き、「二等辺三角形をかこう」と書かせました。
前時で学習しているので、子どもたちも
「オッケーオッケー」
といった様子で取り組み始めました。
最初の課題は、
4cm・9cm・9cmの二等辺三角形をかく
というものです。
この課題は、多くの子がすぐにクリアできました。
前時で確認した
「4cmをはじめに下にかいた方がかきやすいよ」
という声も聞かれました。
② 5cm・8cm・⬜︎cmの二等辺三角形
次の課題では、少し変化をつけました。
5cm・8cm・⬜︎cmの二等辺三角形をかこう
「⬜︎には数を考えて入れてね」と伝えると、
すぐにかき始める子と、悩む子に分かれました。
「先生、好きな数でいいの?」
という質問に対して、
「好きな数でいいけど、二等辺三角形になるようにね」
と返しました。
⬜︎に入れた数について、となりの席の人と意見を交換し、
わからない子は教えてもらう時間をとりました。
全員が作図できそうなところで、
1人のノートを電子黒板に映しました。
すると、
「そうそう!同じ!」
という声と、
「それも合ってるんだけど、ちがう!」
という声があがりました。
まず、
5cm・8cm・8cmの二等辺三角形
が正しいかどうかを確認すると、
全員が「オッケー」と納得しました。
そこで、
「でも、合っているのに『ちがう』って言っていた人たちがいたね。
どういうことだろう?」
と投げかけました。
話し合いの中で出てきた意見は、
「5cm・8cm・8cm でも二等辺三角形だけど、
5cm・8cm・5cm でも二等辺三角形がかける!」
というものでした。
「ということは、この問題では
二等辺三角形は2つかけるということだね」
と確認し、
自分がかかなかった方の二等辺三角形も作図させました。
③ 3cm・7cm・⬜︎cmの二等辺三角形
続いて、次の課題です。
3cm・7cm・⬜︎cmの二等辺三角形をかこう
子どもたちは、
「はいはい、またこれね」
といった様子で作図を始めました。
ところが…
「あれ?! かけない?!」
「え? ぼくは普通にかけたけど?」
「あれ?? あれ???」
「かけるよ!!」
教室が少しざわざわしました。
まず、「かけた」という子に聞いてみると、
「3cm・7cm・7cm の二等辺三角形がかけた」
という答えでした。
まだの子も、それをまねしてかいてみます。
そこで私は、
「さっきは2種類かけたよね。
じゃあ、もう1つもさがしてみよう」
と伝えました。
すると、クラスからはブーイング。
「それが、かけないんですよ!!」
「そういう問題じゃないんですよ、先生!」
という声があがりました。
「そんなに言うなら、
どうしてかけないのか理由をノートに書いてみよう」
と伝えると、子どもたちは考え始めました。
最終的に出てきた意見は、
「7cmの直線の両端から、3cmでコンパスをひいても、
線が交わらない」
というものでした。
さらに考えを進めた子は、
「いちばん長い辺の長さが、
ほかの2つの辺をたした長さより短くないとだめ」
というところまで気付くことができました。
次時に続きます。


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