3年算数「三角形と角」⑤円を使った三角形のかき方「半径でできる!」

授業実践

前時までとの違い

前時までは、定規とコンパスを用いたオーソドックスな三角形の作図に取り組んできました。
本時は、少し違った活動を行います。


まずは円をかく

課題に入る前に、まず半径6cmの円をかかせました。

子どもたちは、

「円?ぐるっと一周していいの?」

と言いながら、円をかきました。


30秒で二等辺三角形をかこう

そして、次の課題を提示しました。

「今から、この円を使って、
6cm・6cm・□cmの二等辺三角形をかきます。
時間は30秒! よーいスタート!」

すると、

「30秒!? そんなの無理だよ〜」
「わかんない」
「うーん…何かあるはずだ…」

と、それぞれが課題に向き合い始めました。

30秒後に「はい、ストップ!」と声をかけると、

「無理でしょ〜!」

という声が多くあがる一方で、

「わたし、できたよ!」

という声も数人から聞こえてきました。

「えっ?!」

と、驚く子どもたち。


できた子の考え方

「無理だよ」と言っていた多くの子は、
昨日までと同じ方法(円を活用せずに)で、二等辺三角形をかこうとしていました。

できた子たちに、ヒントを言ってもらいました。

「円の中に、6cmがある!」
「いっぱいあるけど、2つ使えばいいんだよ」

もう一度時間をとると、少しずつかける子が増えていきました。

後から分かった子に、かき方を説明してもらいました。

「円の半径が6cmだから、
半径を2本ひいて、それを結べば二等辺三角形になる!」

という方法です。


正三角形にも挑戦

次に、半径5cmの円をかいてもらい、

「一辺が5cmの正三角形をかこう」

という課題を出しました。

すると、

「さっきと同じだね!」

と、すぐに作図に取りかかる子どもたち。

しかし、

「あれ?」
「合わないなあ…」

と悩む子も出てきました。

先ほどとちがって今回は、

・まず半径を1本ひく
・円周上で5cm離れた点をさがす
・最後にもう1本半径をひく

という手順が必要になります。

二等辺三角形のときは、半径を2本ひくだけでかけましたが、
正三角形では、円周上の点をさがす必要があることに気付きました。

子どもたちは、
「同じ円を使っているのに、かき方がちがう」
「正三角形の方が、ちょっとむずかしい」

と話しており、図形の性質によって作図の手順が変わることを実感している様子でした。

円を使うことで、辺の長さと図形の形が結び付いた1時間になりました。

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