3年算数「小数」“考える力”アップ!数字カード問題で見えた思考の深まり①

授業実践

小数の仕組みや数直線、小数の計算まで一通り学習し終えたところで、まとめとして 「考える力」を鍛える課題 に挑戦しました。

■ 0〜9の数字カードでつくる「最大の差」

まず提示したのはこの問題。

【課題】
0〜9の数字カードが1枚ずつあるとき、
⬜︎.⬜︎ − ⬜︎.⬜︎ の答えが一番大きくなる式は?

ノートには筆算も書くよう伝えると、ほとんどの子がすぐに正解へ。

9.8 − 0.1 = 9.7

理由を聞いてみると…

  • 「大きい数から小さい数をひくと差が大きくなるから」
  • 「まず“9−0”が最大。その次に残った中で“8−1”をつかう!」

根拠を明確に説明し、小数の性質も理解している様子がしっかりと見えました。

■ 次のお題「では、答えが一番小さくなるのは?」

すぐには静寂。しばらく悩む子も。

ところがふと、ある子がつぶやきました。

「……0.1いけるかも」

そこから一気に空気が動き、
「あ、できた!」「わかった!」 が続々。

ヒントを出す子もいて、

  • 「くり下がりがポイントだよ」
  • 「小数第一位に注目するとわかりやすいよ」

と、考え方を共有し合う姿がとても頼もしい。

■ 行き詰まった子の式「5.1−4.9」から深めていく

あと数名で全員正解、というところで、

「0.2までしかできない…」

という子が一人。

その子の式は 5.1 − 4.9

これを見たできている子たちは、

「いやいや、もうほとんど正解じゃん!!」

と大盛り上がり。でも本人はキョトン。

そこで全体に問いを投げかけました。

「5.1−4.9 を“生かして”、0.1 になる式を作るには?」

すると、次々に声が上がる。

  • 「5.1 − 4.9 は 0.2。じゃあ小数第一位の“1”を消せばいい!」
  • 「10−9にするには“0−9”しかないよ!」

なるほど、鋭い。

板書もスッキリまとまり、答えはこうなりました。

5.0 − 4.9

さらに、

2.0−1.9
3.0−2.9
4.0−3.9
6.0−5.9
7.0−6.9
8.0−7.9

0.1になる組み合わせは全部で7通りだね! と確認。

■ 「最大」「最小」がわかったら、次は…?

最後に問いかけました。

「1番大きいのと1番小さいのがわかったら、次はどうする?」

すると、

「まんなか!」
「5に近い数で考えればよさそう!」

と、子どもたちから自然に声が。

そこで、

「じゃあ次は“5に近い数”を使って考えてみよう」

と声をかけ、次の学習へとつなぎました。

小数の計算を“知識”で終わらせず、
“考え方”としてつなげていく時間になりました。

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