さあ、いよいよ最後の謎に迫る時間になった。
なぞ5:油あげ・豆乳・おからは、なぜ本文に出てこない?
【板書】
なぞ5:油あげ/豆乳/おからは、なぜ説明文に出てこないのか?
これまでの読み取りをざっと振り返った後、「本題に入る前に、3~7段落はどんな順番で書かれているのだろう?」と問いかけた。
- なぜ最初が“納豆”じゃないのか?
- どういう基準で並んでいるのか?
子どもたちに投げかけると、さまざまな意見が出てきた。
- 大豆からできているイメージが強い順?
- くふうが少ない順?
- 作るのが簡単順?
- すがたが変わっていない順?
どれも一理ある。ただ、「イメージが強い順」は意見がばらばらすぎて成立しない。
3〜7段落の“仲間はずれ”はどこ?
次に私はこう聞いた。
「3〜7段落の中で、ひとつだけ仲間はずれがあるよ。どれかわかる?」
すると、子どもたちは口をそろえて、
「7段落!!」
理由を聞くと、
- 7段落の枝豆ともやしは“育ち途中”で、加工ではない
- 「これらのほかに」と書かれている
しっかり読み取れている!
【板書】
3
↓
4
↓
5
↓
6
↓——————————-
7 これらのほかに(枝豆・もやし)
3〜6段落の“くふうの深まり”を見抜く
ここからは、3〜6段落を順に検討していく。
● 3段落
「いちばん分かりやすいくふう」→豆の形そのまま。炒り豆は約30分で作れそう。
● 4段落
炒り豆をすりつぶすと、きな粉。こちらは少し時間が延びて45分ほど?
● 5段落
大豆の栄養を取り出すくふう。しかし子どもたちは「どうやって?」と疑問顔。
そこで私は絵を描きながら説明した。
- 大豆を煮る
- ミキサーでジュース状にする
- 布でこす
→ 下が豆乳、上が“おから”
すると子どもたちは一気に理解!
● 6段落
ここは発酵。2日〜1年と、とにかく時間がかかる。
【板書】
3 形そのまま(30分)
↓
4 こなにする(45分)
↓
5 豆乳・おから(2日)
↓ } ちがう食品にする
6 発酵(2日〜1年)
↓——————————-
7 これらのほかに(枝豆・もやし)
そして油あげ問題に迫る
油あげはどうやって作られるのか?
「調べてきたよ!」と数人の子が手を挙げた。
「豆腐を薄く切って揚げるんだって!」
つまり、5段落(豆乳・おから)と6段落(発酵)の間の位置付け。
作るのが大変だから本文には登場しなかったのだろう、という結論に至った。
ついに、謎5・完全解決!
こうして、
- 段落の深まり
- くふうのレベルの違い
- 作る難しさ
- 加工/非加工の視点
これらを総合して、子どもたちは“なぜ油あげなどが本文に出てこないのか”を説明づけることができた。
これにて読み取り、すべて完了ーーー!
金曜6時間目の国語。
子どもたちもよく頑張ったし、こちらも全力を出し切った1時間だった。
この単元の読み取りの考え方については、
第2時の授業実践で詳しく整理しています。
▶︎(第2時の記事リンク)

