3年国語「すがたをかえる大豆」⑤問いづくりの気づき

授業実践

金曜日の6時間目の国語…。 3年生の「すがたをかえる大豆」の授業でしたが、子どもたちは少々お疲れモード。全体的にだらっとした空気の中で、今日は“問いを確定すること”を目標に進めていきました。

■「すがたをかえる大豆」問いの文が決まるまで

まずは、本文を読み取りながら問いを考える活動。雰囲気がいまいちだったので、私の方で少しリードしながら展開しました。前時にロイロノートの提出箱に出していたものをもう一度見て、どれがふさわしい問いかを、グループで相談して選びました。

「くふう」は入ってなきゃだめなんだよねと確認していました。

そして、最終的に決まった問いは次の通り。

「では、大豆をおいしく食べるために、どのようなくふうをしてきたのでしょう。」

私は最初「くふうをしている」だと思っていたのですが、子どもたちが
「昔からって書いてあるから『してきた』が合っている」
と根拠を示してくれて、なるほどと納得。読解にもとづいた判断ができるようになってきていて、嬉しい場面でした。

■問いを“2つ”立てた子の発想が光った

ここで思わず「待って!」と紹介したくなった回答がありました。問いの文を2つ書いていた子がいたのです。

「どんなくふうをしていますか。また、どんな種類がありますか。」

表現としてはまだ荒いものの、この“2つの視点”はとても大事。本文には食べ方も書かれているので、そこに目を向けられたのはすばらしい点です。

『こまを楽しむ』でも問いが2つあったことを思い出しながら、みんなで二つ目の問いを再考。結果として、

「また、大豆はどんなすがたにかわっているのでしょう。」

という問いに落ち着きました。これで、子どもたちが抱えていた“なぞ2(問いの文がない)”が無事解決しました。

■「すがたをかえる大豆」で子どもたちが抱えた5つの“なぞ”

授業中、子どもたちからは次のようなつまずき(=なぞ)が出ていました。

  • なぞ1:9しゅるいの変身なのに8だん落
  • なぞ2:問いの文がない(→解決!)
  • なぞ3:2段落は、はじめ? なか?
  • なぞ4:大豆とダイズのちがい
  • なぞ5:油あげ・おから・豆乳が載っていない理由

特になぞ1は、段落分けの根拠をどこに置くかという“読解のつまずき”そのもの。

そこで私は問いかけました。

「国分さんは段落を“種類”で分けてなかったってことだよね?
種類だと思ってたから9段落必要だと思ってたけど、そうじゃなかったって気づけるよね?」

この説明で、半数以上の子は「なるほど!」と理解。
一方で、思考を途中で止めてしまった子もいて、これは今後の課題です。

■最後は「なぞ解きの答え」を書いて締め

授業の最後に「じゃあ、なぞの答えを書いてみよう」とチャレンジ。
思考停止していた子は書けずに悔しさが残りましたが、半数以上はしっかり書けました。

「くふうで段落を分けていたから!」

ここまで書ければ合格。読解の視点が変わった証拠です。

■金曜6時間目、みんなよく頑張りました

こうして6時間目の国語は終了。
私自身も少々疲れましたし、進行が“強引だったかな”という反省もあります。

それでも、子どもたちの中に「問いを立てる視点」や「段落の読み方」が形になりつつあるのを感じた授業でした。

次回は、もう一歩深く「すがたをかえる大豆」を読み解いていきたいと思います。

この単元の読み取りの考え方については、
第2時の授業実践で詳しく整理しています。
▶︎(第2時の記事リンク)

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